ごあいさつ

千葉房子

千葉ピアノ教室のホームページをご覧いただきありがとうございます。
心より感謝申し上げます。

ピアノ指導の仕事に携わって30数年の時が流れました。その間、大勢の生徒さんたちに出会えたことは、私の人生において大きな財産だと自負しています。そして30数年間のピアノ指導を続けてこられたのも、生徒さんたちに育ててもらったからだと、今あらためて感じています。

音大を卒業後、初めてピアノ教室を始めたころ、正直言ってピアノを教えるということがどういうことなのかよく分かっていませんでした。テクニック的な要素に重きを置きすぎて、生身の人間と向き合っているという自覚が希薄だったのではないかと反省することしきりです。

ピアノの指導方法を再構築しようと思ったのは、結婚し三人の子供の育児を通してでした。
誰もが思うことでしょうが、子供は親が思うようには行動してくれません。
また、三者三様感じ方や、表現方法もまったく違います。どんなに著名な育児書があっても万人にあてはまるものではありません。ならば親は、その子供に合った育児方法を見つけていくしかありません。

そのためには、子供ひとりひとりをよく知ることです。本質を見極めることです。決して容易いことではありません。親とは何と忍耐を強いられる役割かとおもったものです。親業とは待つことなのです。
私のピアノ教室の方針は、育児で培った経験を基に、オーダーメイドの指導をするということに尽きます。如何にしたら各生徒さんの能力を引き出してあげられるか。その方法を考えることが私のピアノ講師としての役割であると考えています。